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炊き出し鍋の使い方

〜自治会で行われた炊き出し訓練の様子をご紹介します〜


平成25年2月17日に地元自治体で避難訓練と炊き出し訓練が行われました。
炊き出し訓練には防災鍋「炊き出し1号」が使用され、
豚汁100食分を作りました。

まずは下準備です。
炊き出し鍋を使用する前には内側を毎回洗いましょう。

外側には縁の下からクリームクレンザーを薄く塗っておくと、炊き出し後、鍋に真っ黒くつく煤を簡単に落とすことができます。
はじめに収納時の状態からかまどをひっくり返し、付属のすのこをかまどの中に設置して火熾しをします。

火がつきやすく燃えやすい枯葉や小枝、新聞紙などを集めて火をつけ、種火を起こしてから徐々に太い枝、まきなどを足していき、安定した火を熾します。
火熾しから15分、しっかり火が熾きたら下準備した鍋をかけ、水を入れます。

今回は訓練ということで2リットル入りのペットボトルに入った水を使用しました。
出来上がり量が鍋の8分目までで150人分作れるので、今回は材料の分を差し引いて鍋のおよそ3分の1ほど、分量にして24リットルの水を入れました。



材料は写真の通り、大根・ニンジン・ごぼう・里芋・豚肉・シイタケです。写真右側に写っているのは里芋とごぼうを煮たものです。

炊き出し鍋の水に少し湯気が出てきたところで野菜からどんどん入れていきます。







途中であくを取りながら、お肉も入れます。お肉は入れた後すぐに櫂や柄杓などでほぐしながら大きく混ぜましょう。
再びあくを取りながら野菜にしっかり火が通るまで煮ていきます。

その間に味噌が固まらないよう別の鍋に溶いておきます。
かまどに水の入った鍋をかけてから30分ほど経ち、鍋の水が沸騰してきました。
野菜に火が通ったら溶いておいた味噌を入れ大きく混ぜ、味の調節をして完成です。

火加減は火のついた薪を何本か抜き、とろ火に調節しましょう。火熾しから1時間でできました。
避難訓練を終えた人たちが帰ってきて炊き出しの豚汁、おにぎりを配ります。

写真のような汁椀でおよそ100人分です。
よそる時は普段使いの鍋に一度移してから汁椀へよそいました。


寒空の下で食べる豚汁は身も心もほぐします。温かい汁物が一緒だと体が冷えていても食べやすく感じました。
最後の片付けです。

まきの火を消火します。
鍋の中のお湯(中身)が冷めてから全て出します。

煤で黒くなった鍋を、クリームクレンザーを付けた金ダワシで、外側と内側をよく洗います。
フタは木製なのでスポンジで汚れを落としてください。

水で綺麗に洗い流したらよく乾かし、元の収納時の状態にセットして完了です!


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